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Scuderia paese

先日
日本橋三越本店のイタリアフェアーでOLTRE VINOさんの
ブースのお手伝いをさせて頂いた時に来日していた
トスカーナのワイナリー「サンルチアーノ」の料理上手な夫婦、
ジーナとオヴィディオと一緒にトスカーナの伝統的な焼き菓子
「カントゥッチ」を作らせてもらい、
ジョイアでも久しぶりにカントゥッチを作ってみました!

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ジーナ&オヴィディオと一緒に作ったと言っても、
当然彼らに食材の量を量るレシピなど無い訳で・・・



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パスタをこねる時の手の感触だけで足りなければ粉を足していく訳で、
僕も自分が持っていたレシピをベースにあの時の感触を
思い出しながらなるべく近づくように改良してみました。



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トスカーナでカントゥッチを注文すると一緒に出てくるのが
デザートワインの「ヴィンサント」

少しの時間でしたが、久しぶりに本物のトスカーナ人と
一緒に働かせて貰い
僕が始めてイタリアに渡り、最初に住んで働いたトスカーナを
思い出させて貰ったので、是非カントゥッチに合わせる
ヴィンサントは彼らのワイナリー「サンルチアーノ」
の物を出したいと思い、OLTRE VINOさんに頼んで
今回イタリアフェアーの為だけに輸入された
サンルチアーノのヴィンサントを1本だけ分けて頂きました。



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試飲してみると、勝手に自分のトスカーナへの思いが
乗っているからか今まで日本で飲んだヴィンサントよりも
トスカーナで飲んでいた時の様な懐かしい味がしました。
ありがとうございます!

by sicilianima | 2012-04-27 23:48 | Esperienza  

Costata ripiena

シチリア ラグーサ、モディカの近くにある小さな村
キャラモンテ グルフィ
その村に有るのが豚王の店、
「MAJORE」

僕はその店の存在をフィレンツェ在住時に友人から聞き、
シチリア食べ歩き旅を決行し、魅了された。

おそらく特に指定をしなければ皆同じ料理が
コースで出てくるようで前菜、パスタ、リゾット、メイン料理と
全て豚尽くしの料理を皆が食べていて、とてもシンプルだけど
温かい郷土料理だが全て豚で量も多いので200%満腹になり
食後にBARに入り食後酒にアマーロを飲んでも消化を助けられない位になった!

僕はその店が凄く気に入り、シチリアに住んで働くようになってからも
度々訪れ働きたいと話して履歴書と携帯番号を置いていき、
時々電話してはまた連休があれば食べに行きを繰り返した一番シチリアで
働きたかった店。

小さな村で僕が知る宿はたった一軒だったので
毎回同じ宿に泊まり、オーナーファミリーと顔見知りになり
帰りの高速バスのバス停まで車で送ってくれたほど優しい
ファミリーのおばあちゃんがある日、
うちも夕食を出してるから一度食べてみる?美味しいわよ!
と教えてくれたんだけど、
僕は毎回1泊2日でMAJOREで働きたいと言いに
食べに行く事が目的なのでおばあちゃんの料理も食べたいけど
残念です。
と説明すると、何が一番好きなの?と言われたので
迷わず「Costata ripiena!」と答えたら
私のほうが上手よ!と言って実際に作り方を見せてくれた。

豚肉に切れ目を入れ、袋状にしたところに
挽き肉とパン、卵をパテ状にした物を詰め込み

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鍋で焼いた後に玉葱とワインを入れて煮込んだ料理。



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これはMAJOREに通い、おばあちゃんに教わった料理に僕のエッセンスを
入れた本家とは少し違う僕流の完成形のCostata ripiena!
僕はこの料理が凄く好きで気に入っていて
おばあちゃんに感謝しています。

でも出来る事なら一度働いてみたかったなー。



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by sicilianima | 2012-04-25 00:18 | Maestro  

Pesce neonato(Bianchetti)

3月11日
相模湾のシラス漁の解禁日、
1月1日~3月10日まではシラス漁は禁漁で
解禁されてからも水温の低いうちは漁獲が無い事を
以前少しバイトさせて頂いた茅ヶ崎の萬蔵丸さんで学んだので
桜も散ったこの時期を待っていました!

ジョイア開店後からお世話になっている
鎌倉材木座にある「もんざ丸 前田水産」さんも
安定してシラスが獲れだしたのでいよいよシラス料理を始めました。

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昨年とても好評だったので、まずはシラスとアーモンドのスパゲッティで!



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魚とナッツのソースは色々作ってみましたが、
どれが一番という事では無くてシラスは独特の個性があります。
とても繊細な旨みの味ですが、頭、内臓、骨と魚が丸ごと入っているせいなのか
独特の味わいになるんです。




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もんざ丸さん!今年もよろしくお願いします!

ソースはシラスを買ってきてすぐにまとめて仕込むのですが、
とても人気があるので不漁や時化が続くと作れない日もある
楽しみな一皿で、毎日の天気予報で明日の天気と風速、波の高さの
チェックは欠かせません!

 
そして長谷川水産さんが持ってきてくれた
スルメイカも肝ごと煮込んだパスタソースに!
麺はやっぱりカサレッチェにしました。



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by sicilianima | 2012-04-23 00:46 | Pesce  

K e' tornato!

4月11日
この日から日本橋三越本店でイタリアフェアが始まりました。



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今年は友人のOLTRE VINOが出店しています、
前半5日間はトスカーナの料理上手な夫婦のワイナリー
「サンルチアーノ」が来日し、OLTRE VINOとのコラボレーションメニュー
で、初日の11日はジョイアの定休日だったので僕もスタッフの一員に入れてもらいました。

僕も2009年の夏に古澤夫妻に連れられてサンルチアーノを訪れた事があり、
その時は保存用のトマトソース作りを一緒に手伝わせて頂いた後に
盛大な昼食をご馳走になった思い出のワイナリーです。

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この日、僕はそれほど打ち合わせもなしにスタッフに入れてもらったので
たいした戦力にはなれなかったけど、
マンマのジーナとバッボのオヴィディオと一緒にアーモンド入りの焼き菓子
カントゥッチを作らせて貰い、温かいトスカーナの料理に触れる事が出来て、
ヘルプで来ていた西荻窪のお肉の美味しいイタリア料理店29の竹内シェフの
仕事を見ることが出来て、OLTRE VINOの3人の若いスタッフの
熱心な仕事を見ることが出来たのは日常一人キッチンで働いている僕にとって
とても刺激になる一日でした!

良い機会を与えてくれたOLTRE VINOさんと皆様に感謝!

明日20日でイタリアフェア最終日です。
ラスト1日がんばれーー!

by sicilianima | 2012-04-20 00:14 | Esperienza  

migliore

3月24日土曜日

16年来の友人で長谷でOLTREVINOの店主夫人、
古澤 千恵ちゃんが書いた本、
とっておきの フィレンツェ/トスカーナの出版記念パーティーに招待された。

日本でもイタリアでもたくさんの時間を共にした仲間で
OLTREVINOのオープン前から店を見せてもらい、
オープン後も1年間位は自分の休憩時間に店主好物の和菓子を持って
様子を見に週4位は行っていたが、友人とはいえ素晴しい出来の店に
いつも喜びと共に少し緊張していたけれどこの日は少し違った。

ドアを開け一歩店に入ると、
いつもの落ち着いた非日常のイタリアアンティークに囲まれたインテリアの中には
招待された店主夫妻の家族や友人達がリラックスした温かい雰囲気の中で
本の出版をお祝いしていた。

2年間以上OLTREVINOに通った中で
いつもとは少し違った一番良い空気感が漂った店内は、
なんだか大人になってから感じる事が少なくなった物と
大人になってから感じられるようになった物を感じた。

早速とスプマンテを渡され僕も出版を祝い乾杯をした!

古澤夫妻の家族と本が出版された喜びを分かち合いながら
料理とワインを頂いた。
僕もイタリアに住んでいた時によく一緒に食事しながら
ワインを飲んでいたけれど、
いつも本当に良い気持ちになるワインを選んでくれる
OLTREVINOで何度もワインを飲んだけれど
この日はワインはフィレンツェの家でどちらかが料理を作って食事をしていた時に
飲んでいたワインのような懐かしく心地の良い気持ちになれるワインだった。

この後夜の営業がある為ゆっくりもしていられないので
店主家族に挨拶をしてから本を購入し、自店に戻った。

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すぐに読みたいのを我慢して帰宅後に本を開いてみると、
やられた・・・。

どのページも千恵ちゃんらしいフィルターを通して
温かいイタリアが掲載されていて、読んでいると気持ちは完全にイタリアに行ってしまう。

特に僕が最初に住んでいて、勝手にホームグラウンドと思っている
フィレンツェのサンタクローチェ地区で虜になった
セルジオのトリッパーイオも、
大好き過ぎて通い込み無駄使い呼ばわりされた上に
偶然か必然かフィレンツェ最後の住まいはこの店の3Fに住んでいた
ジェラテリアVIVOLIのBARで毎日通うあまりにバリスタが
こっそり教えてくれて最高の一品も、
そしてトリッパーイオのセルジオが屋台の営業に使っていて
大好きになりミニカーまで買ってしまってこれもまた無駄遣いと言われたアーぺまで
ちゃんと載っているじゃん!

初めてイタリアに触れる人にもとても読みやすそうなのに
イタリア好きや在住していた人も楽しくなるような良い出来に
ちょっとジェラシーさえ感じてしまう悔しい出来だ。

僕もシチリアに住んでから日本では経験が無かったことばかりが
毎日起こる楽しく不思議な生活をいつか本で出版できるのでは?と
PCにつけていたシチリア日記があるけど
こうやって実際出版された本を読むとやっぱり駄目だな。
僕の日記には写真が無いもの・・・
なんて事も考える。

何よりもおめでとう!
お互いにイタリアでは本当に良い経験をしてきて
こうやってそれが形になったのは素晴しいことだね!

帰国してからもチャンスがあればまた時々イタリアに帰りたいと
少しずつでも貯金して数年に一度はこの空気を吸いに行きたいなと
思える良い本です。

by sicilianima | 2012-04-06 01:30 | Amici